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いとう せいこう, 星野 概念『ラブという薬』

1,650円

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患者=いとうせいこう+主治医=星野概念(精神科医) による対話のカタチをした薬。 本書は、いとうせいこうさんが普段から患者として通う、 精神科の主治医・星野概念さんとの診療の模様を伝えたい、 そんな思いから始まった対談集です。 いとうさんの悩みはもちろん、精神医療の基礎、診療のシステム、 そして星野さんの悩み、さらにはネットにおけるスピード感への危惧、 ふたりが抱える社会への不安へ話は進みます。 もう我慢を大切にするのはやめよう。 怪我をしたら外科へ行くような単純さで、つらいなら精神科へ行こう。 <目次> 1. 怪我なら外科、つらい気持ちなら精神科。行ってみよう。 その1 診察室の話をみんなに伝えたかった その2 精神科には行きづらい、なんて思わないでほしい その3 話を聞く、聞いてもらう、ってどういうことだろう? その4 わたしたちは、なんでこんなことにハマり、さいなまれるんだろう? 2. 精神科にはどんな医師がいて、どんなことをしてくれるんだろう? その1 治療、医師、症状のエトセトラ その2 星野さんはなんでお医者さんになったんだろう? その3 精神科にはプロがいる。安心して大丈夫 その4 「物忘れがひどい」すら親身に診察する。精神科医のできること 3. みんなも辛くないのかな? その1 地味で素朴な救い、ラブ その2 映画、小説、お笑いが社会にもたらすもの その3 ゆっくりいこう、小さく話そう その4 二人きりでお茶をするように -- -- ・星野 いとうさんの悩みを掘り下げるのを公開することで、何かの参考になったり、 ホッとしたりする人が少なからずいると思うんです。(中略)これはいとうさんが思ってるより、すごいことですよ。 ・いとう よしわかった、自信持つわ、俺(笑)。 ・星野 「あっ、いとうせいこうもカウンセリング通ってるんだ!」って思う人、絶対いると思うんですよ。それがとても大事で。 ・いとう 「そういうの、当たり前なんだ!」 みたいなね。 (本文より) -- -- 著者プロフィール いとう せいこう (イトウ セイコウ) (著/文) いとうせいこう 1961年、東京都生まれ。編集者を経て、作家、クリエーターとして、活字・映像・音楽・舞台など、多方面で活躍。 『ボタニカル・ライフ ―植物生活―』で第15回講談社エッセイ賞受賞。 『想像ラジオ』が三島賞、芥川賞候補となり、第35回野間文芸新人賞を受賞。 他の著書に『ノーライフキング』『鼻に挟み撃ち』『我々の恋愛』『どんぶらこ』 『「国境なき医師団」を見に行く』『小説禁止令に賛同する』など。 星野 概念 (ホシノ ガイネン) (著/文) 星野概念 (ほしの がいねん) 精神科医・ミュージシャンなど。主な連載に、「めし場の処方箋」(Yahoo!ライフマガジン)、 「本の診察室」(雑誌「BRUTUS」)など。 音楽活動は、コーラスグループ星野概念実験室、ユニットJOYZ、 タマ伸也氏(ポカスカジャン)とのユニット「肯定s」の他、□□□のサポートギターなども。

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