インディペンデント音楽レーベル・カクバリズム代表、角張渉。
汗と涙、そして音楽にあふれた15年間を語り下ろした初の著書がついに発売!
YOUR SONG IS GOOD、SAKEROCK、キセル、二階堂和美、イルリメ、MU-STARS、cero、(((さらうんど)))、
片想い、VIDEOTAPEMUSIC、スカート、思い出野郎Aチーム、在日ファンク、mei ehara……
個性豊かなアーティストたちが所属し、“カクバリズムっぽさ”は形容詞としても用いられるほど、
音楽シーンで圧倒的な存在感を示すインディペンデントレーベル、カクバリズム。
大好きなバンドの音楽を世に送り出したい。
22歳の青年が、レーベルを立ち上げたのは2002年のことだった。
たった一人ではじめたレーベル運営が、いつしか自分の「仕事」となっていく――
決して平坦でない、凸凹レーベル道を突き進んできた角張渉が語る、音楽を生み出すことの喜び、続けていくことの苦しさ。
「厳しい」時代が続いていると言われる日本の音楽業界において、
カクバリズムが唯一無二のレーベルと評される理由はどこにあるのか。
この時代、まっとう過ぎる仕事論がここにある。音楽を愛するすべての人に。
著者プロフィール
角張 渉 (カクバリ ワタル) (著/文)
角張渉 (かくばり わたる)
1978年、宮城県仙台市生まれ。2002年3月に、レーベル・マネージメント会社・カクバリズムを設立し、
第1弾作品としてYOUR SONG IS GOODの7インチアナログシングル『Big Stomach, Big Mouth』をリリースする。
以降、SAKEROCKやキセル、二階堂和美、MU-STARS、cero、VIDEOTAPEMUSIC、片想い、スカート、
思い出野郎Aチーム、在日ファンク、mei eharaなど、エッジの利いたアーティストを続々と輩出。
「衣食住音」をキャッチコピーに、多角的な展開を見せている。
2017年、15周年を迎え全国5ヶ所7公演の記念ツアー「カクバリズム15Years Anniversary Special」を開催。
木村 俊介 (キムラ シュンスケ) (著/文)
木村俊介 (きむら しゅんすけ)
1977年、東京都生まれ。インタビュアー。著書に『インタビュー』『善き書店員』(ミシマ社)、『漫画編集者』(フィルムアート社)、
『料理狂』(幻冬舎文庫)、『漫画の仕事』(幻冬舎コミックス)、『仕事の話』(文藝春秋)、『変人 埴谷雄高の肖像』(文春文庫)、
『物語論』(講談社現代新書)、『「調べる」論』(NHK出版新書)、『仕事の小さな幸福』(日本経済新聞出版社)、
聞き書きに『調理場という戦場』(斉須政雄/幻冬舎文庫)、『デザインの仕事』(寄藤文平/講談社)、『芸術起業論』(村上隆/幻冬舎)、
単行本構成に『西尾維新対談集 本題』(講談社)、『海馬』(池谷裕二・糸井重里/新潮文庫)、『ピーコ伝』(ピーコ/文春文庫PLUS)、
『イチロー262のメッセージ』シリーズ(ぴあ)などがある。