カバーはお選びいただけません。ご了承ください。
著者:木下龍也
仕様:224ページ、四六変型
装丁:名久井直子
歌人・木下龍也さんが「お題」を受けて作歌する、短歌の個人販売プロジェクトが一冊の本になりました。
これまで作歌した700首の中から「100題100首」を収めています。
歌人がひとりの想い(お題)と向き合うことで生まれた短歌が詰まった歌集です。
【掲載予定のお題と短歌よりご紹介】
(お題)長い間、片想いしていた相手がいます。もう前に進もうと決めました。背中を押してくれる短歌をください。
(短歌)ふりむけば君しかいない夜のバスだから私はここで降りるね
(お題)私は梅雨の時期に生まれました。雨が好きで、雨の短歌を詠んでいただきたいです。
(短歌)部屋にいる以外をしない雨の日の炎のようなあなたの寝癖
(お題)最近ずっともやもやとした悩みを抱えています。励みとなる短歌をください。
(短歌)いつからか頭のなかで飼っている悩みがついにお手を覚えた
(お題)まっすぐ生きたい。それだけを願っているのに、中々そうできません。まっすぐに生きられる短歌をお願いします。
(短歌)「まっすぐ」の文字のどれもが持っているカーブが日々にあったっていい
装丁:名久井直子
著者プロフィール
木下龍也 (キノシタタツヤ) (著/文)
木下龍也(きのした・たつや)
1988年生まれ。歌人。
著書に、『つむじ風、ここにあります』『きみを嫌いな奴はクズだよ』(共に書肆侃侃房 刊)、『天才による凡人のための短歌教室』(小社 刊)。
また、共著に、『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(岡野大嗣と共著、小社 刊)、『今日は誰にも愛されたかった』(谷川俊太郎、岡野大嗣との共著、小社 刊)がある。