「歌集副読本」とは歌集を味わい尽くすための助けとなる読みものです。
2つの出版社(書肆侃侃房とナナロク社)の2022年の話題の歌集2冊の著者が、互いの歌集の魅力について、愛情こめて書き合いました。
【本文より】
私たちの本は真逆と言っても良いくらい、
つくり方も描くモチーフも世界の秩序も、
何もかもが異なっている。(上坂あゆ美)
これから書くことは短歌の読解の正解ではない。
読み手の数だけ存在する解釈の中の一つとして、
楽しんでいただけたら嬉しい。(岡本真帆)
【書籍概要】
歌集副読本『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む
著者:上坂あゆ美、岡本真帆
仕様:B6変形、並製、160頁
装丁:寄藤文平
定価:1,320円(税込)
刊行:ナナロク社
ISBN:978-4-86732-018-1 C0095
刊行:2023年2月下旬
【プロフィール】
上坂あゆ美(うえさか・あゆみ)
1991年、静岡県生まれ。2017年から短歌をつくり始める。2022年2月に第一歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』を書肆侃侃房から刊行。
岡本真帆(おかもと・まほ)
1989年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。2022年3月に第一歌集『水上バス浅草行き』をナナロク社から刊行。